目次
クライアント情報
- クライアント:りーる接骨院 様
- 業種:接骨院・整体院
- エリア:滋賀県
- 施策内容:ホームページ改善アドバイス / デザイン・構成整理 / CTA・導線整理
- 形式:制作代行ではなくアドバイザリー支援
制作(支援)の目的
今回の目的は、
ホームページを「作り直す」ことではなく、
- 今の構成・デザインが正しいのかを整理したい
- 予約や来院につながる導線になっているか確認したい
- 自分たちで改善を続けられる判断軸を持ちたい
という 思考整理・方向性の明確化でした。
背景・課題
りーる接骨院様では、SEOや口コミ評価(MEO)は比較的強く、
土台としては非常に良い状態でした。
一方で、
- TOPページのメインビジュアルが今のままで良いのか不安
- デザインを変えるべきか、言葉を変えるべきか判断がつかない
- 情報量はあるが、どこを優先して見せるべきか迷っている
といった 「判断の迷い」 が課題としてありました。
※今回の設計にあたって、
Googleアナリティクスや広告運用データなどの内部数値は共有されていません。
あくまで公開されている情報と、初見ユーザー視点から見たページ構造・導線・訴求の表面情報のみをもとに、「どこで離脱が起きやすいか」「どこで不安が残るか」という仮説を立て、整理・設計を行っています。
それでも一定の精度で改善ポイントを抽出できたのは、
数値そのものよりも「人がどう判断し、どう動くか」という構造に着目しているためです。
最初に着手したポイント
TOPページのメインビジュアル(ファーストビュー)
改善は、いきなり全体からではなく、
TOPページのメインビジュアル(ファーストビュー)から着手しています。
ファーストビューは、
- ここは自分の悩みに合っているか
- 安心して相談できそうか
- 先を読み進める価値があるか
を、ユーザーが一瞬で判断する場所です。
そのため今回は、
デザインの装飾よりも、
- 誰に向けた院なのか
- どんなスタンスで施術を行っているのか
が自然に伝わる構成になるよう、考え方から整理しました。
ページごとの役割整理
次に行ったのが、ページごとの役割分担です。
- TOPページ
→ まだ迷っている方を受け止める「入口」 - 症状別ページ(例:腰痛ページ)
→ 症状がある程度確定している方に向けて、
施術後の変化や考え方を具体的に伝えるページ
この前提を共有した上で、
キャッチコピーや情報の出し方を調整していきました。
キャッチコピー・表現の考え方
TOPページで使われていた
「早期改善に導きます」という表現は、
症状がまだ絞られていない来院前ユーザーに対しては有効です。
一方で、症状別ページでは
改善後の状態がもう少し具体的にイメージできる表現の方が、
納得感につながりやすいため、
ページ単位での使い分けをご提案しました。
予約導線(CTA)の整理
CTA(電話・LINE予約)については、
- かっこよさ
- デザイン性
よりも、
- 分かりやすさ
- 安心感
- 行動のしやすさ
を重視する方針で整理しています。
現状の導線は十分に機能していると判断し、
大きな変更は行わず、
視認性や余白、境界線の分かりやすさといった
細かな調整ポイントを中心にアドバイスしました。
支援後の変化
アドバイスをもとに、
りーる接骨院様ご自身で改善を進められ、
- TOPページのメインビジュアル整理
- ページごとの役割が明確化
- デザイン・言葉選びの判断がしやすくなった
といった変化が生まれています。
制作を外注するのではなく、
考え方を共有したことで、自走できる状態を作れた点が
今回の大きな成果です。
担当コメント
今回の支援では、
「このデザインが正解です」と断定することはしていません。
なぜこの構成が良いのか、
なぜこの順番で情報を出すのか、
そのロジックを共有することで、
今後も判断に迷わないホームページを目指しました。
支援内容まとめ
- TOPページ(メインビジュアル)の考え方整理
- ページごとの役割設計
- キャッチコピー・文言の方向性整理
- 予約導線(CTA)の改善アドバイス
- 集客・SEO・MEOを踏まえた導線の壁打ち